中国陶磁情報網が報じたニュースによると、7月以降、中国建築衛生陶磁協会と「陶磁器情報」が共催した「2022年陶磁器産業長征・全国陶磁器タイル生産能力調査」の結果、全国に600ヶ所ある陶磁器タイルの産地。いくつかの生産ラインの外壁タイルの生産能力は、過去 2 年間で大幅に縮小し続けています。現在、国内に残る生産ラインは約150本のみで、年間を通して半年以上正常に稼働できるのは約100本のみ。
この10年で外壁タイルはどうなったのでしょうか？
セラミック情報ネットのレポートによると、いくつかの理由があると分析されています。
1つ目は政策要因です。
外壁タイルの落下事故は基本的に全国各地で毎日発生しており、物的被害や死傷者も出ています。
2021年7月、住宅・都市農村開発省は「生産の安全を脅かす住宅建設および都市インフラプロジェクトの排除に向けた建設プロセス、設備および資材のカタログ（第1弾）」を発行し、次のように述べた。外壁用ベニヤレンガ貼り付け用のセメントモルタルが存在します。 脱落は安全上の危険があるため、外壁レンガ貼り付け高さが15mを超える工事にはセメントモルタルを使用しないことが求められています。外壁塗装をおすすめします。
「カタログ」の要件によれば、高層外壁タイルの貼り付けには他の接着材も選択可能ですが、基本的にプロジェクトで行う高層外壁装飾に比べ、コストや施工難易度を考慮すると、セメントモルタルに代わるものはありません。, したがって、これは 15 メートル (つまり 5 階建て) の床での外壁タイルの使用を禁止するのとほぼ同じです。これは間違いなく外壁レンガ企業にとって大きな打撃となる。
実はこれに先立って、安全上の理由から、2003年以降、全国の多くの場所で外壁タイルの使用を制限する関連政策が相次いで導入されてきた。例えば、北京市では15階建て以上の高層ビルに外壁タイルを使用することは禁止されており、江蘇省では外壁タイルの最大塗布量は40メートルを超えてはいけない。重慶市では、20階以上または高さ60m以上の建物の外壁に外壁タイルを使用することが禁止されています。
政策の強化により、ガラスカーテンウォールやコーティングなどの代替製品が徐々に外壁レンガに取って代わり、建物の外壁装飾の主力製品となっています。
一方で、市場要因もあり外壁タイルの縮小化は加速している。
「外壁タイルは主にエンジニアリングと農村市場に基づいており、エンジニアリングが大部分を占めています。不動産の需要が減少している現在、外壁タイルは当然さらに困難です。そして、他の製品はたとえ販売されていても販売できます」 「これより安い価格で販売することはできません。撤退するときはエンジニアリングに重点を置きますが、エンジニアリングの需要はなくなり、価格を引き下げると販売する場所がなくなります。」外壁タイルの生産から完全撤退した福建省の会社の担当者が紹介した。
投稿日時: 2022 年 9 月 30 日
